海街note

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動物達はどこからくるの?動物を守るために私たちができること

 



新宿LUSHで開催されたチャリティポットイベント 「どうぶつ園、水族館、ペットショップ、サーカス、どうぶつ達はどこからくるの?」 LIA代表ヤブキレンさんのお話を聞いてきました。お話のまとめとひとりひとりができることをお伝えします。

 

結論 動物園、水族館、サーカス、ペットショップには行かない

私たちが動物を守るためにできることは 動物園、水族館、サーカス、ペットショップに行かないということです。

なぜ行かないかと言う理由を身近な人に伝えたり、発信することです。私は犬と猫を飼っていますが、当時は無知だったため犬は9年前にペットショップで購入しました。子供が小さい時は動物園、水族館に連れて行っていました。過去は変えられ無いけれど、気づいた今から未来は変えられます。利用者がいなければ、動物園、水族館、サーカス、ペットショップの運営はできません。このブログは実際の映像や画像は載せていません。内容は文章で書いてあります。

動物園の野生動物はどこからくるの

旭山動物園のHPでは「野生からは連れてきてはいない。繁殖させたり他の動物園から借りたり、動物商から買っている」と書いてありました(旭山動物園HP参照)動物園が野生から動物を連れてくることはないと言うことでした。

上野動物園は1882年3月に日本で初めてできた動物園です。1887年に来日していたイタリアのサーカス団のトラが出産、生まれたトラをヒグマと交換。1888年清国(中国本土とモンゴル高原を支配していた統一王朝)からぞうが来園。その後海外の野生動物が増えていきます。(上野動物園HP参照)

動物園は必要か?ジンバブエでの事故 

こちらは動物園やサーカスと違いますが、野生動物を撃ち殺し記念に剥製や毛皮などを持ち帰るトロフィーハンティングという娯楽が存在します。2017年ジンバブエで子育て中のぞうの群れに遭遇、3頭が突進してきて4頭目がハンターに襲いかかりました。撃たれた像がそのハンターを圧死させる事故がありました。

動物達のストレス ぞうのタイクの事故

1994年8月20日ハワイでサーカス中にぞうのタイクが暴れ出し調教師1名死亡、飼育係は重傷を負いました。体重3600キロのタイクはサーカスからでて街を30分以上走り続け、86発撃たれて死亡した事件です。

タイクは前年の1993年4月、7月とサーカスから逃げ出していました。

アメリ農商務省の文書とカナダの法執行機関の文書に、タイクがショーに使われていた時の模様が記載されています。「ぞうの調教師がアフリカゾウを叩き、叩かれまいと鳴きながら3本足でかがみ込む様子が見られ調教師が歩くだけでも悲鳴をあげていた」

終戦前に猛獣処分命令が出て殺された動物達

1943年 空襲で猛獣達が暴れて逃げ出しては危いという理由で、上野動物園には猛獣処分命令が出て動物達が殺されてしまいました。ぞうは皮膚が厚く注射針が入らないため、餓死させました。餌が欲しくて一生懸命芸をしていたとのことでした。

動物園は必要か 市原ぞうの国

LIAさんが市原ぞうの国を動物虐待で刑事告発しました

blog.livedoor.jp

 

 

調教師はブルフックという長い棒の先に金属でできた鋭いフックが取り付けられているもので ぞうの体の敏感な部分を殴りつけます。

母親の象は鼻を抑えられ、子供のゾウの方を向けないよう固定されています。調教師が子供のぞうをブルフックで殴りつけています。草食動物は横に目があるため、動けないけれど子供が暴力を振るわれている姿を見えてしまいます。そのため精神がおかしくなり、同じ動きを繰り返す異常行動である『常同行動』を発症しています。体の大きな野生動物に芸をさせるということは暴力と飢えで支配する以外ないということです。

しかしその告訴は棄却されました。理由は調教に必要だと言うこと。

私は動画を見ましたが、見るに堪えない映像です。

このようにぞうが暴れた時はもう制御不能です。暴力、もしくは殺すしかない歴史があります。

サーカスは必要?

2本足で歩くツキノワグマの赤ちゃん達

小さい頃から2本足で立つことが当たり前と思い込ませるために首輪に短い鎖をつけて調教する映像を見ました。前にかがむと首が吊られるのです。その状況で2本足で立っていました。サーカスで楽しく可愛く見えるクマさんはこうやって調教されています。

ロシアでの猿の調教

調教師の言う通りにならない猿を殴ったり床に叩きつけたりしていました。

野生動物達は暴力と恐怖と餓えのなか 必死で芸をしているのでした。

水族館は必要?イルカショーのイルカはどうやってくるの?

和歌山県太地町のイルカ追い込み漁で捕まったイルカが全国、海外に売られていきます。

追い込み猟はどんな猟か

イルカを追い込み、イルカの嫌いな金属の爆音を出します。パニックになっているイルカをエンジン全開で追いかけます。子育てをしてるイルカは必死で子供を守ります。とても優しい性格で群れごと捕まってしまいます。

水族館でショーをするドルフィントレーナーが捕まったイルカの中から、水族館のショーに向いてるイルカを選び、選ばれなかったイルカは食肉になります。

海は殺されたイルカの血で真っ赤になります。

イルカ猟は伝統なのか

食肉になるイルカは安く、生体販売されるイルカは1頭450万の値段がつきます。

水族館に行ったイルカはどう調教されるのか

野生のイルカは生きた魚しか食べないのですが、死んだ冷凍された魚を食べる過酷な訓練があります。無理やり口の中に押し込まれます。冷凍された魚は生きてる魚と比べると水分量が少ないのでイルカが脱水してしまいます。そのためまた無理やり口の中にホースで水を無理やり飲ませます。

イルカは1日100キロ泳義ますが、水族館にいたら狭い水槽の中から出ることはできません。

#イルカのハニーを忘れない

2005年2月野生のバンドウイルカだったハニーはイルカ追い込み猟で犬吠埼マリンパークに売られました。その時妊娠していたハニー。

2005年6月 ハニーは水族館でオスのマリンを出産しました。

2016年息子のマリン死亡

2017年12月唯一の友達ビィーが死亡しハニーはひとりぼっちに。

2018年1月犬吠埼マリンパークは廃業。ハニーは一人ぼっちで取り残されました。ハニーの解放を望む人たちの声をマリンパークは聞き入れませんでした。

2020年3月29日 ハニーはひとりぼっちで死亡しました。

ペットショップは必要か

ペットショップのショーウィンドウには、いつ行ってもたくさんの子犬子猫たちがいます。その背景にあるのは大量生産、大量消費です。

愛知県では元温室だった建物に400匹の犬がいました。真夏には50度の高温になります。繁殖が終わり、もう使えない犬達はそこに押し込まれ、劣悪な環境の中どんどん死亡していくのです。関係者はその場所を姥捨山と呼んでいたそうです。

大量生産大量消費のブリーダーには繁殖できなくなった子達はバスタブで燃やしたり、生きたまま埋めてしまうこともあります。

ペットショップは子犬達をブリーダーかペットオークションで購入します。

ペットオークションではそれぞれ段ボールに入れられていて、売れ残った子たちは格安でまとめて買われて移動型生体販売にいきます。

今回イベントでお話してくださったLifeInvestigationAgency(LIA)さん

LIAさんの活動はSNSでずっと見ていました。現場の悲惨な映像を見たくないと言う方もいるかもしれません。直接お会いして私の想いを聞いてくださり一歩踏み出すことが大事だっておっしゃってくださいました。今回ブログを書くために自分でも色々調べて、動画や画像なども見て辛く悲しく悔しくもなり半分泣きながら準備をしました。でも自分には頼れる人達がいるという気持ちが心強くいられました。

LifeInvestigationAgency(LIA)さんは2010年に設立、動物だけではなく自然環境に関しても警察と一緒に、調査、告発、啓発運動を行なっていらっしゃる団体です。テレビに出ている動物虐待の8割はLIAさんが告発しているそうです。

こちらから支援もできます。

ngo-lia.org

LUSH

今回イベント開催場の新宿LUSH店さん。

LUSHは新鮮なフルーツ、野菜、エッセンシャルオイルを使い、動物実験をせず可能な限り合成保存料に頼らずにスキンケア、ヘアケア、バス製品を作っている会社です。

LUSHさんのチャリティポットとは、社会課題に変化を起こす草の根団体に100%(消費税を除く)寄付、応援する目的で販売された商品です。

www.lush.com

私はボディローションと靴下、ピンバッジを購入しました。ボディローションはVEGAN対応 ローズウッド、イランイラン、バニラの香りです。靴下とピンバッジは動物実験と戦うというメッセージが入っています。デザインもかっこいい。

こんな動物園、水族館だったらいいな。

動物園や水族館にいる動物達は本来の姿ではないので、動物の展示はやめて大きなスクリーンなどに映像を映し出すのがいいのかなと思います。自然の中に図書館と映画館が混ざったような素敵な施設。いつどんな時にタイクのような事故になるかわかりません。その時も悪いのはタイクではないですよね。

まとめ

動物達も幸せで楽しそうに見えるように作り出した世界。
動物の移動にもとてもお金がかかり、移動させられている間の動物のストレスも大きく、死亡してしまう事故もあります。

個人個人が動くことで世の中は変わります。大きな池に小さな石を投げるとゆっくり静かに輪が隅々まで広がっていきます。活動されている方の応援もできます。

生きとし生けるものが全て幸せになりますように。